奥州市の風景 黒石寺蘇民祭「別当登」・「鬼子登」編

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 薪の燃え上がりが勢いを増すころ、時の鐘が鳴ります。
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 午前2時です。
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 この鐘は、貞享3年(1686)に山野目の豪商阿部隋波、小平治親子が寄進した梵鐘で二百字程の由緒書きがあるそうです。
 建物は、明治16年(1883)花巻の名工高橋勘次郎が建てたものだそうです。



 
 時の鐘が鳴ると、半鐘で「別当登」の合図をします。
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 いよいよ庫裡から、蘇民袋が固く守られながら運び出される時が来ました。
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 「刀ち切り(たちきり)」を先頭に、行列が進みます。
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 別当(住職)も、両脇から守護されて進みます。
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 次に蘇民袋も前後左右守られながら、総代が捧げて進みます。
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(今回蘇民袋を撮れなかったので、2015.2.26撮影のものを掲載しています。)

 
 1200年以上の歴史ある蘇民祭ですから、途中奪い取られたこともあるのでしょうか。
 本堂に入りきるまで、しっかりとガードします。
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 本堂に入ると、護摩を焚き厄払いと五穀豊穣を願い加持祈祷します。
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 加持祈祷の次は、午前4時の「鬼子登」まで間があるので休憩します。
 境内には会費1000円で、飲み放題食べ放題の休憩所もあります。 


 私はこの時公開された、貞観4年(862)作の重要文化財「薬師如来坐像」を見学しました。
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 檀家の主要な役付は、この間に寺務所井戸で素裸で水垢離をとり、身を浄めています。

 午前4時の鐘が鳴り、「鬼子登」を知らせます。
 別当登と同じように「刀ち切り」を先頭に、数え7歳の男子2名が麻衣を付け、檀家のものにおぶさり松明とともに本堂へ登ります。
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 (こぼれ話によると、門前に数え7歳の子がおらず4歳の男の子だとか…)

 
 
 男の子は背に、逆さの鬼の面を背負っています。
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 本堂に入るころには、薪も完全に燃え崩れます。

 


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by bbex162546 | 2017-02-09 11:09 | 祭り | Comments(0)

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